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Tokyu Resorts & Stays
全国でまちづくりを展開する東急不動産は、ホテル・リゾート事業の強化を目的に運営会社の統合を行い、2020年に東急リゾーツ&ステイ株式会社が誕生しました。
GREAT WORKSでは、従業員数2,600名以上、全国100を超える多彩な運営施設を手がける新会社の設立にあたり、全社で統合したブランドコミュニケーションを図るため、コーポレートブランド構築に関わる総合的な企画およびクリエイティブ開発を担当しました。
新会社設立にあたっては、都市型ホテル、会員制リゾートホテル、ゴルフ場、スキー場、複合リゾート、別荘管理など、多彩な運営施設を手がける企業体としてのコーポレート・アイデンティティの構築が必要でした。そこで、経営課題や事業環境に関するヒアリングを行い、各事業のボードメンバーとディスカッションを重ねて、統合の目的・意義を整理。新会社のありたい姿を言語化するところから、プロジェクトをスタートしました。
社名である「リゾーツ&ステイ」には、お客さまに繰り返し訪れていただきたいという想いが込められていることから、各事業に共通するありたい姿として「また訪れたいという想いを積み重ねていくこと」というステートメントを策定。お客さま・従業員・地域とのリレーション(関係性)を定義し、「課題解決のプロフェッショナルとして、場の提供にとどまらず、多彩な過ごし方の提案を通じて、お客さまに豊かな時間と体験を提供していくこと」を宣言しました。
ビジュアル・アイデンティティには、多彩な過ごし方を提案する「多様性」をキーワードに、さまざまな事業やスタッフが集まり、中央に心地よい「空間」が作られるデザインを設計。6つの事業を象徴するマークとして有機的に展開させ、施設ではなく「人」が感じられるビジュアルとともに、黒子役としてのプロフェッショナリズムを表現しました。
こうして構築した世界観を、ロゴマーク、コーポレートサイト、会社案内、名刺、封筒、紙袋などの各種クリエイティブに展開。すべてを一貫した表現で制作することにより、新会社の認知向上を図るとともに、将来にわたってブランドマネジメントがしやすい仕組みを構築しました。一連のプロジェクトを通じて、社会から必要とされ、なくてはならない運営会社へと成長していく新会社の初期ブランド構築を全面的にサポートしました。