1948年に設立された日新化工は、洋菓子やパンのコーティングなどに使われる「洋生用チョコレート」を日本で初めて開発し、製菓のプロフェッショナルに愛される各種食品原料をつくり続けてきました。ECサイト構築にあたっては、コロナ禍で増加するeコマース需要に対応した新しい販路を模索するとともに、贈呈用チョコレートや最終製品をつくれる自社の強みを活かして、BtoCへのブランド認知を高めることを主な目的に設定しました。

コーポレートブランディングを図る観点から、「プロフェッショナルに愛されるチョコレートを、あなたに」というコンセプトを策定し、業務用チョコレートを通じて日本の洋菓子を支えてきた、たしかな技術と品質をコンシューマー向けにお届けすることを訴求。オンラインショップ名を「nk chocolaterie “make”」とし、受け継がれる創業者の想いとともに、ものづくりへのこだわりを表現しました。

コンテンツ制作に加えて、オンラインショップで販売する製品のネーミングやパッケージデザイン、撮影も実施。また、SNSを通じた若年層のファン獲得やクラウドファンディングなども支援しました。珍しい素材を使用した新製品「nk premium series」の発売は、日経電子版や日経MJの記事でも取り上げられ、コロナ禍における新しいチャレンジとして、クライアントとともにD2C（Direct to Consumer）ブランドの構築・育成に取り組みました。