2025年11月20日に名古屋の「STATION Ai」にて開催された、株式会社Sinc主催「サステナブル・ブランド国際会議2025 東海シンポジウム」に協賛し、弊社メンバーが登壇しました。「サステナブル・ブランド国際会議」は、世界各地で開催されているサステナビリティに関する国際カンファレンスであり、企業・行政・教育機関・NPOなどが垣根を越えて持続可能な社会の実現に向けた対話と共創を進める場として、高い評価を得ています。
本シンポジウムでは、ESG情報開示における透明性や信頼構築のあり方、ステークホルダーとつながるブランドコミュニケーションの最前線に焦点が当てられました。東海地域ならではの強みであるものづくり・技術革新・地域の実装力を背景に、ESGと企業価値の接点をいかに「伝える力」で育てていくのか。企業・自治体・生活者が交差しながら、信頼に根ざした価値の再構築を探求する場となりました。

岐阜で創業した刃物メーカー・貝印の子会社であるGREAT WORKSは、東海地域にゆかりのある戦略クリエイティブファームとして、「ビヨンドSDGsにおけるクリエイティブの役割 〜『伝える力』が未来をひらく〜」というテーマのもとセッションを行いました。弊社CEO・山下と顧問を務める笹谷秀光氏の対話を軸に、進行役を担う若手メンバーの根本と岩田の視点も交えながら、トークを展開していきました。

山下は「伝える力が世界を動かす」というメッセージを伝えるため、クライアントが抱えるコミュニケーション課題の解決に取り組んだプロジェクト事例を紹介。見えない未来を描くことが求められる時代において、企業価値を編集力で磨き上げることの必要性を訴えました。

また、笹谷氏は「発信型三方良しと協創力」をテーマに、今後はウェルビーイングの実現が経営における欠かせないテーマとなると説きました。日本の伝統的な価値観である「三方良し」の考え方を活かし、SDGsをツールとして活用するためのヒントを、12月に発売される自著の内容に触れながら紹介しました。


SDGsの達成期限である2030年以降の社会に向けて、企業にますます求められる「伝える力」。その重要性を、実践と理論の両観点から改めて示す場となりました。

