「観光人クエスト」は、株式会社JTBをはじめとする10の団体が合同で立ち上げた、「MY LIV PROJECT」の一環としてスタートしたプログラムです。日本は他国に比べ、自己肯定感が低く未来への希望が持てない子どもたちの割合が、極端に多い国です。MY LIV PROJECTは、そんな課題に立ち向かうべく、子どもたちが旅を通じて自分の価値観や生き方を見出し、未来の可能性を拡げていくための機会を創出しています。

観光人クエストでは、子どもたちが日本全国にいる「観光人」(=より良い未来に向けてWell-beingに今を生きるロールモデル)と出逢い、そこでの対話を通じて、彼ら・彼女らの人生や価値観に触れる体験を提供しています。また、観光人から投げかけられた「問い」を持ち帰ってもらうことで、自身のあり方を探求するきっかけづくりを行っています。

今回は、東京を拠点とする観光人として弊社CEO・山下が選ばれ、広島県の比治山女子高等学校と近畿大学附属広島中学校東広島校の生徒たち、総勢約60名を受け入れました。GREAT WORKSが手がける「ブランディング」の仕事に触れるワークショップを実施した上で、山下の人生遍歴や大切にしている価値観について語りました。若手メンバーのプランナー・根本とアシスタントプロデューサー・岩田も参加し、全体の企画から当日の進行サポートまでを担いました。

はじめのワークショップでは、自分たちが通っている学校の「らしさ」を、15文字以内のキャッチフレーズに落とし込んでいく過程を体験してもらいました。ここで取り入れたのは、実際のプロジェクトでも活用されている「発散する」「集約する」「表現する」という3つのステップです。まずは、学校にまつわる要素をできるだけ多く書き出します。次に、そこから3つの要素をピックアップ。それらの共通項や意外性について考えながら、最終的にらしさを表す言葉を導いていきます。高尚なものに感じられがちなブランディングの仕事ですが、なるべくシンプルなフレームワークに置き換えることで、子どもたちがチャレンジしやすいかたちに設計しました。


次にトライしたのは、同様のフレームワークを使って「自分らしさ」を言語化するワーク。ここで山下は、ワークの冒頭で投げかけていた「自分らしさとは何か?」という問いに立ち戻りました。自分らしさと向き合い、表現することは、特に中高生にとっては難しく感じられることかもしれません。「他人と比べて自信をなくしてしまう」という悩みを抱える子どもたちに向けて、山下が伝えたかったのは、「らしさとは、つくるものではなく、見つけるもの」というメッセージでした。大切にしてほしいのは、誰かに勝つことや何かで目立つことではなく、自分自身の好きなものや感じたことと、とことん向き合うこと。それらを集めて言語化するだけで、そこには必ずらしさが宿る。そんな気づきを得てほしいという想いを込めて、このワークショップを設計しました。

最後には生徒たちの素晴らしい発表に、大きな拍手が沸き起こりました。高校生たちならではの視点や表現に、わたしたちも新たな気づきをもらいました。



生徒のみなさん、そして先生やスタッフの方々、ありがとうございました!

